エコー症例 有痛性外脛骨

足の内側が痛い!いまや5人に1人と言われる有痛性外脛骨とは

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いろは接骨院院長の服部嘉之です。
当院は足のことをブログに書いたりyoutubeで言ったりしてるからでしょうか
有痛性外脛骨のお子さんがちょいちょいと来院されます。
 
だいたいみんな整形外科にかかって「ユウツウセイガイケイコツデスネ」って言われて「え?!ゆうつ・・・なんですか?」みたいなやり取りしてるみたいですね。
わたくし服部はいま40歳ですけど、我われが子供のころってあったのかしら?って思います。
 
いまや5人に1人って言われてますので戦隊モノのヒーローの何色かは有痛性外脛骨ってことになるんでしょうか・・・私のイメージ的にはレッドですが(笑)
 
今回は有痛性外脛骨についての解説となりやすい子どもの共通点を紹介します。
もしこれをお読みのアナタの10代のお子さんが理由もなく足の内側を痛がる場合、ご参考になれば幸いです。
 

外脛骨とは何か

足の骨の中に「舟状骨」という骨があります。ちょうど足を内側からみてつま先とカカトの真ん中くらいにある骨です。
足のアーチ(土踏まず)の頂点になる骨ですので非常に大事な骨だといえます。
 

 
この舟状骨は幼児のころ、二つの骨なんです。
それが10歳くらいから一つの骨に癒合しはじめます。この骨の癒合がされないことを「外脛骨」といいます。
しかしもともと二つだった骨が一つにならないからといってすべて痛いわけではありません。
この外脛骨には痛くなる場合と、ならない場合があります。
その痛くなった場合が「有痛性」の「外脛骨」となるわけです。
 
まとめると、大人になるにつれて引っ付くはずの舟状骨Aと舟状骨Bが引っ付かずにそこが痛くなったものが有痛性外脛骨というわけです。
 

検査方法

特に捻ったとかぶつけたという理由もなく足の内側の中央付近に痛みがあり、その骨が出っ張っている場合、可能性が高いといえます。
その上でレントゲンやエコーを撮影することによって外脛骨なのかそうじゃないのかを判断することができます。


舟状骨が割れている様子

 

なぜ舟状骨がくっつかないか

舟状骨がなぜくっつかないのかを考えてみましょう。
それはどこからか舟状骨が引っ張られているからです。引っ張っているから本来癒合するはずなのにくっつかない。
では舟状骨にはどんな引っ張る力がかかるか見てみましょう。

後脛骨筋腱が引っ張る

後脛骨筋腱の終着地点が舟状骨です。
なのでこの筋肉が過剰に緊張している場合、舟状骨をひっぱる力が加わっているといえます。
 

スプリング靭帯が引っ張る


 
このスプリング靭帯も舟状骨に終わっているのでひっぱる要素といえます。
しかし靭帯は自分でひっぱる力はないのでこれには他の要素も必要と考えられます。
 
そこでこの二つの要素が同時に働く状態はどんな状態かを考えてみました。
これが有痛性外脛骨になりやすい子供の共通点でもあります。
 
それは過剰回内足です。
 
過剰回内の足はどのようなものかこちらをごらんください

 

 
この右足のように後ろから見ると、内くるぶしが飛び出してそしてカカトとアキレス腱が外に向かっているのが典型的な過剰回内です。
ちなみに左足も過剰回内です。
 
過剰回内な足は下の写真の緑の矢印のように足が崩れます。
足が崩れると赤の矢印のほうに後脛骨筋腱とスプリング靭帯が舟状骨の付け根(黄色い○)をひっぱる力が強まるということです。


 

よく似た症状のもの

有痛性外脛骨の痛みの場所で同様に痛みがでる場合、どんなものがあるでしょうか?
上記で他の組織の名前がでましたのでそれに関連する痛みを2つほど取り上げてみたいと思います。
 

スプリング靭帯のねんざ、もしくはそれによる裂離骨折

これらは外傷(ケガ)になりますのでひねったりぶつけたりしたという発生原因があると思われます。
舟状骨周辺の外傷(ケガ)は非常に治りが悪いとされていますのでしっかりした処置が必要です。
 

後脛骨筋付着部症

後脛骨筋が舟状骨に付着する部分に発生する痛みです。
エコー観察によって異常な血流シグナルを確認することができるため発見は容易です。
しかしこれに外脛骨が同時に確認できた場合、痛みの原因が後脛骨筋付着部症なのか、それとも有痛性外脛骨によるものなのかの判断は非常に困難であるといえます。

先日、舟状骨が離れているという症状について質問いただきましたので回答いたしました。
こちらもよろしけばご覧ください

「足の舟状骨が筋肉で離れてる」って骨折なの?どうすればいい?

当院での対処方法

当院での有痛性外脛骨の対処として以下の二つになります

オーダーメイドインソール

当院では足の回内に対処すべくオーダーメイドインソールを作成しております。
実際に有痛性外脛骨のお子さんにオーダーメイドインソールを作成、提供した際の動画をご覧下さい

 

筋膜整復法

これまでの有痛性外脛骨の認識は先ほどにも書いた「後脛骨筋」や「スプリング靭帯」が回内足によって舟状骨を引っ張ることが原因とされていました。
しかし、舟状骨が二つの分かれていても痛くない子もいるという事実の説明がつかなくなります。
 
そこで新しい考え方「筋筋膜経線(通称:アナトミートレイン)」を取り入れて治療になります。

これまで痛みの原因と考えられていた舟状骨を引っ張る後脛骨筋は全身に張り巡らされた筋膜のラインの一部分という考え方です。

有痛性外脛骨の筋膜の連結
 
これはふくらはぎの筋肉の筋膜を含むラインの写真です。ご覧の通り、ふくらはぎの筋肉は上は後頭部までつながっています。
 
有痛性外脛骨のアナトミートレイン
 
このような筋膜のラインが体には何本も存在しており、その途中の筋膜の一部が歪む(伸びない・縮まない)ことによって離れた部分にストレスがかかります。
ストレスがかかった状態で日常生活やスポーツなどを行っていることにより、そのストレスの繰り返しにより痛みの刺激が発生するという考え方です。
 
ストレスをかける原因となっている一部の筋膜の歪みを整復することで痛みをかなり取ることができます。
 
痛みを早く無くしたい方や、他の治療をしていてあまり変化がないという方は一度お試ししてもいいかもしれませんね。

 

まとめ

まず子供さんが足の内側を痛がったら過剰回内でないかごらんになってください。
過剰回内かどうかのポイントは以下の通りです。

  • 内くるぶしが出っ張っている
  • アキレス腱が曲がっている(下に行くにつれて外側へ)
  • カカトが倒れている
  • 偏平足である
いろは接骨院
これらが多く当てはまった場合、有痛性外脛骨の可能性があります。
レントゲンやエコー観察で確認することができます。また痛みをなくすために筋膜リリースを行うのは有効ですので専門家にみせることをオススメいたします。

 

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