ねんざに強い接骨院のいろは接骨院 ひとり院長の服部です。
当院にはたくさんの足首ねんざをした患者さんが来院されるのですが、実際に足をひねってしまってどこに行けばいいのか、どんなことをされるのか不安に思って結局放っておいてしまったという人が少なくありません。
早期に回復するには早期からの治療が必須になります。
この記事では当院の固定法の一つである「インソール組込式U字シーネ」を紹介したいと思います。
近い日程で試合があるから早く治したいとか、仕事で歩いたりするけど捻挫して困っている、という人には特におすすめのものです。
ギブスとシーネの違いとは?
ギブスは聞いたことがある人も多いでしょう。
ではシーネってどんなものをいうのでしょうか?
どちらも腕や足の固定に使われる材料なのですが、腕をぐるりと巻ききってしまうのがギブスです。
シーネは腕や足に対して一方向もしくは複数の方向から添えられていて、それを包帯で固定しているものです。
インソール組込式U字シーネとは
ここで出てくるU字シーネとは足を両サイドと足の裏から添える固定材料です。
そのU字シーネに当院ではインソールを組み込みます。
これによって
足の骨格(骨の配列)を調整し、靭帯に負担がかかりにくくする
自分の体重を足にかけても靭帯が伸ばされないので痛みが少なく生活ができる
というメリットがあります。
こんな人たちにオススメ
とにかく早く治したい
ねんざを治すにはまず安静です。
しかし日常生活をしていて足に体重がかからないということはまずないでしょう。
生活の中で靭帯の断端が動いてしまうとくっつきにくくなってしまいます。
その不安を取り除くのにしっかりした固定は必須になります。
その必要な固定の役目をしっかりと果たしてくれるので早期回復にはかかせないアイテムであるといえます。
日常で歩きたい・松葉杖をつきたくない
足のねんざをしていて一番困ることは歩けなくなることではないでしょうか。
そして歩けないことが生活に与える大きな影響の一つに「子供さんの送迎」があります。
子供さんがねんざした場合、保護者の方が学校まで送迎するというのが最近は多いみたいです。
この負担を取り除くことができます。
また松葉づえをつかずに治癒にもっていくため、松葉づえをやめるときのリスクをなくします。
松葉づえで荷重をかけずに靭帯がくっつきかけているときに松葉づえをやめると、いきなりその個所に体重がかかり、傷口が広がるきっかけになることがあります。
最初から松葉づえをつかないこのU字シーネによる治療はそのリスクをなくすことになります。
かぶれやすい人
シーネ以外の固定法にギブスやテーピングがあります。
ギブスは長期間外すことができないために、内部が蒸れてしまいます。
またテーピングも接着剤によるかぶれが心配されます。
当院で行う施術はU字シーネを一度外し、足湯でキレイに洗っていただいて超音波治療器を実施します。
ですから他の固定法に比べると非常に衛生的であるといえます。
インソール組込式U字シーネのデメリット
着脱式ではない
ご自宅で外すと自分でつけることができない、という意味です。
なのでお風呂の際もビニールやラップを巻いて入っていただく形となりますが、他のギブス固定などをした場合も同じことがいえます。
作成できる接骨院・病院が少ない
U字シーネを作成することができる接骨院・病院はたくさんありますが、この「インソール組込式」を作成できるところは数が少ないというのがデメリットであるといえます。
インソール組込式U字シーネを作成する流れ
- ねんざの程度を確認します。
- 患者さんとその保護者の方に作成するシーネの特徴を説明します
- シーネの作成
- 通院:足の洗浄、超音波治療器による施術
中程度以上のねんざにて採用するケースが多いです。
中程度で約2~3週間、重症の場合4週間ほどが固定の目安になります。
まとめ
絶対の自信ももっておりますので、ねんざを早く治したい人にオススメです!