今回も腰痛の施術について記事にするのですが、今回は最長筋単独ではなく腰方形筋との接合部にfascia(ファシア)の重積があったケースをご紹介したいと思います。
ぎっくり腰とは少し違うのかも知れませんが、スポーツで脇腹を痛めてしまったのちに腰痛発症したケースになります。
腰痛で困っているみなさんの少しでも参考になれば幸いです。
主な訴え
バド女性 さん
バドミントンでカラダをひねりながらバックハンドで打ったときに脇腹がビキってなってその後、2,3日放置しておいたら腰まで痛くなってきた
いろは接骨院
脇腹に痛みが走ったということは外の方にある筋肉が疑わしいですよね
動作チェック
身体の側屈(横に倒す動作)や伸展+回旋での痛みが著明でした。
また最長筋を疑うアゴ上げチェックもやってみたんですが、そこまで痛みが減っている感じではなかった
エコーチェック
疑わしいと感じた脊柱起立筋群を中心にエコー観察を行います。
すると最長筋と腰方形筋の接合部にfascia(ファシア)の重積のハイエコーが診られたのでこれを一番の施術ポイントにしました。
どこにfascia(ファシア)の重積があるかわかるでしょうか??
ここになります
これを見つけたときに院長は思わず「あ、あった!」って言っちゃいました(笑)
ここで最長筋と腰方形筋のポジションを確認したいと思います。
二つの筋肉にかぶさっている腸肋筋は半透明になっております。
二つの筋肉にかぶさっている腸肋筋は半透明になっております。
また二つの筋肉の接合部には腰椎の肋骨突起も接していて腰痛のよく起こるポイントになっています。
施術の結果
最初にエコー観察したときに、院長は二つの筋の接合部というよりは最長筋の単独だと思い施術をしておりました。
ですがなかなかfascia(ファシア)の重積が取れなかったので腰方形筋のほうに重きを置いて施術をしたところ良い結果がでました。
バド女性 さん
ベッドから起き上がるときの痛みがほとんど無くなりました!
まとめ
いろは接骨院
その後、念のため、数日後にもう一度みせていただいたらfascia(ファシア)の重積が少し戻っていたのでもう一度施術をさせていただいて施術は終了となりました