今回も腰痛の施術について記事にするのですが、今回は最長筋単独ではなく腰方形筋との接合部にfascia(ファシア)の重積があったケースをご紹介したいと思います。
ぎっくり腰とは少し違うのかも知れませんが、スポーツで脇腹を痛めてしまったのちに腰痛発症したケースになります。
腰痛で困っているみなさんの少しでも参考になれば幸いです。
主な訴え
動作チェック
身体の側屈(横に倒す動作)や伸展+回旋での痛みが著明でした。
また最長筋を疑うアゴ上げチェックもやってみたんですが、そこまで痛みが減っている感じではなかった
エコーチェック
疑わしいと感じた脊柱起立筋群を中心にエコー観察を行います。
すると最長筋と腰方形筋の接合部にfascia(ファシア)の重積のハイエコーが診られたのでこれを一番の施術ポイントにしました。


これを見つけたときに院長は思わず「あ、あった!」って言っちゃいました(笑)

二つの筋肉にかぶさっている腸肋筋は半透明になっております。
また二つの筋肉の接合部には腰椎の肋骨突起も接していて腰痛のよく起こるポイントになっています。
施術の結果
最初にエコー観察したときに、院長は二つの筋の接合部というよりは最長筋の単独だと思い施術をしておりました。
ですがなかなかfascia(ファシア)の重積が取れなかったので腰方形筋のほうに重きを置いて施術をしたところ良い結果がでました。