腰痛ときいて一番最初に浮かぶのはぎっくり腰ではないでしょうか
今回も当院で行っている腰痛施術について記事にさせていただくわけですが、この患者さんが来院するきっかけはぎっくり腰でした。
fascia(ファシア)の重積が腰痛の大きな理由になっていることが多いわけですが、急性期のぎっくり腰のときにfascia(ファシア)はどのようになっているのかを確認できたのでそれをご紹介いたします。
もしあなたがぎっくり腰で困っているのであれば参考になれば幸いです。
主な訴え
40代女性 さん
前日の夜、出かけた先で床に置いてあった自分のカバンを中腰で持とうとしたときに腰部に痛みが走った。
特にカバンの重量が重たかったわけではない。
特にカバンの重量が重たかったわけではない。
いろは接骨院
ふとした拍子にぎっくりになってしまうことはよくあります。季節の変わり目(特に寒くなってきた時期)には患者さんも増えるんですよ
動きのチェック
40代女性 さん
後ろに反りかえりながらカラダを捻ると右に回旋したときに痛みがあり回らない
イスに座っていて立ち上がるときに痛む
長い時間イスに座っていられない
(本人的には)腰の真ん中が痛い(左右差はない)
イスに座っていて立ち上がるときに痛む
長い時間イスに座っていられない
(本人的には)腰の真ん中が痛い(左右差はない)
いろは接骨院
触診の結果
第三腰椎棘突起の一横指分だけ右外側に圧痛最大点がありますね
第三腰椎棘突起の一横指分だけ右外側に圧痛最大点がありますね
いろは接骨院
これらの結果から腰椎3/4の椎間関節に原因があるんじゃないかと推測しエコー観察に入ります
エコー観察の結果
リリースを行う前と行った後でのエコーを一画面にまとめました
リリースの前(左)と後(右)
解説をいれるとこうなります(上下の画像は同じものです)
解説入りエコー画像
棘突起の約2㎝外側にある椎間関節部にあるfascia(ファシア)の重積が少なくなっていることがわかるかと思います。
この結果、患者さんに次のような変化が起こりました。
カラダを反らせながら右回旋→痛みが少なくなり回旋の可動性もアップ
イスに楽に座れるようになった(患者さんの自覚です)
いろは接骨院
一応念のため、3日後にもう一度確認をさせていただいたら椎間関節部にあるfascia(ファシア)の重積が少しだけ増えていた
圧痛も少しあった
のでもう一度リリース。
圧痛も少しあった
のでもう一度リリース。
その後、痛みはなく治療としては2度の来院で終わらせることができました。
筋膜リリース、Fasciaリリースがどんなものかはコチラ
https://168168168.jp/iroha-do/fascia-release/
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