院長ブログ

背骨から左右に離れた位置で起こる腰痛はどこに原因があるのか?

2020年2月15日更新

low back pain四日市のいろは接骨院の院長、服部です。
今回の患者さんは当院が筋膜リリースやFasciaリリースを取り入れる前から来られていた方です。
 
いつも仕事で重量物を持ってカラダを捻って運ぶ、ということをしています。
そして腰痛に悩まされていますので当院の筋膜リリースがお役に立ててうれしい限りです。
 
同様に重たいものを運んだり、カラダを捻る仕事をされている人がこの記事を読んでくださると幸いです。
 
では詳しい症状などを見ていきましょう。
 

主な訴え

50代男性 さん
自覚症状として腰が痛い
右だけ痛いと思っていたら先生に触られたら左も痛かった。
最近仕事で重いものをカラダを捻って投げていた(トラックに積むイメージ)ら痛みが増した
 
ときどきだけど右肩の上がりも悪くなる
 
いろは接骨院
では動きと痛みのチェックをしていきましょう
 

動作チェック

しゃがんでいたりして立ち上がろうとすると、ズキっという感じではなくズーンと痛みがある(遅い痛み)。
どこが痛いですか?と聞くと背骨から少し左右に離れた位置をさします(指ではなく手のひらで覆う感じです)
 
かなり上位腰椎のL1もしくはL1/2くらいの高さです。
 
触診した結果、腸肋筋という脊柱起立筋の硬さが目立ったのでその付近をエコー観察することに。
 

エコー観察結果

腸肋筋自体にも硬さがあるように映っているのですが、筋肉自体が固くなるのは余計な力を入れなければならない何かがあると考え、周囲にもエコー観察を続けました。
するとありました、ファシアの重積が!
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エコー画像エコー画像解説あり

場所は胸腰筋膜と呼ばれる部位です。
 

胸腰筋膜とは

あまり馴染みの無い言葉だと思いますが、腰や背中の筋肉を包んでいる膜だと理解してもらえば大体OKです。
脊柱の周りの筋肉を束ねているものです。
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胸腰筋膜の図重積があった場所

※引用文献「ファッシャルリリーステクニック 身体構造のバランスを整える筋膜リリース技術」James Earls & Thomas Myers
 
腰方形筋と後鋸筋の間にある胸腰筋膜の中葉と呼ばれる位置です
 

 
余談ですが、google先生に「胸腰筋膜」を英語でなんていうか聞いてみたら

一瞬信じそうになりました(笑)

Fasciaリリース実施

今回は胸腰筋膜のリリースという形になりました。
広背筋は緩めておいて後鋸筋を腰方形筋から剥がすイメージが一番上手くいったと思います。
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エコー画像エコー画像解説あり


結構長い期間腰痛を患っていたのですが、実施後にこんなコメントをいただきました。
 

50代男性さん
非常に楽です!
 
シンプルですが力強い一言をいただきました!

まとめ

いろは接骨院
脊柱の周りの起立筋の一番外側である腸肋筋の端につながる胸腰筋膜。
近年、この組織が腰痛の治療(施術)に非常に重要な意味合いをもつとされています。
胸腰筋膜に原因がある場合、組織の厚みが増します。この様子はエコー観察によって確認できますのでいろは接骨院の強みがまた活かされることになりますね。

また胸腰筋膜のような膜には痛みを感知する神経が豊富にあります
この原因を取り除くだけでかなりの痛みが抑えられることになりますよ

 

筋膜リリース、Fasciaリリースがどんなものかはコチラ
https://168168168.jp/iroha-do/fascia-release/

 

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